これは、僕が都内のJR沿いのホテルのレストランに勤めてた時の話しです。

僕が勤める前の出来事ですが、飛び降り自殺があったそうです。夜中に若い女性が。
で、その落ちた場所が裏口の従業員入り口の扉の横に置いてある生ゴミを貯めるプレハブ小屋の屋根の上だったのですが、真夜中の事で誰も気がつかなかったのです。

朝一で出勤してくるのは朝食を準備するおばちゃんなんですが、入り口の前に血が落ちてたけど「さばいた魚の生ゴミを運んだ時に落ちた血かなぁ？」と思って気にもとめなかった。その後に出勤してきた人がプレハブ小屋の屋根から手首が見えて発見にいたったそうです。

それから暫くして、 客室のエレベーターの脇にフロントに直通する電話があるんですが、その電話からフロントに連絡が入りました。
「今、○階のエレベーターの前にいるんだけど、誰かよんでもらえないかな？」
「では、あたしが」
「いや、女性じゃなくて男性社員の方がいいなぁ・・」
何があったんだろう？と不思議におもいつつ、そのフロントの女性が男性社員にお願いしその階のエレベーター前まで行くと

「君！このホテルは出るね！今、このエレベーターの前に女の人が立っていたよ！」

確かにその階は自殺した女の人が宿泊していた階なのです！
その事件は新聞ざたにはならなかったので、そのお客様は知るよしもありません！  だから、そのお客様のいたずらと言うことも考えられません。

不思議ですが実際にあった話しです。

ちなみにそのプレハブは買い換える事もなくそのまま使ってます。
JRの電車からそのホテルの裏口が見えるのですが、そのプレハブの屋根は人型に へこんでいるのが分かります！